玉鷲 稀勢の里に並ぶ幕内714勝目「毎日、きっかけ探してる」9連敗後に2連勝「しゃ~って」

大相撲夏場所 11日目 金峰山(右)を突き落としで破る玉鷲(撮影・河田真司)

<大相撲夏場所>◇11日目◇20日◇東京・両国国技館

41歳の最年長関取、西前頭13枚目の玉鷲(片男波)が初日から9連敗後、10日目から2連勝とした。立ち合いから金峰山(28=木瀬)の突きをはねのけてから逆襲。のど輪とおっつけをまじえて、最後は右から突き落とした。「今日の白星、本当に気持ちいい。しゃ~って」と独特の表現で受け止めた。

10日目から流れを変えた。自分との闘いでもあった。取組後の東支度部屋で「いろいろ毎日、きっかけを探している」と切り出した。「きっかけは、ずっと考えてる。自分の怖いものを知ることが大事。どこが怖いと思っているか、探って…」。どうすれば連敗のトンネルを抜け出せるのか。抜け出せたのか。やや哲学的に、言葉を続けた。

今場所は右足の状態が思わしくなく、ひざより下はテーピングでがっちり覆っている。「足のことを引きずっている。足は治ってる。言い訳とか。そこじゃない。そうじゃない。言い訳を言いやすくなっちゃう。言い訳をしないように」。足のケガを逃げ道にしないように、自分に言い聞かせているようでもあった。

これで幕内通算714勝目。稀勢の里に並び、歴代7位タイとなった。「うれしい話です」と言い、表情を和らげていた。【佐々木一郎】

【大相撲夏場所全取組結果】はこちら>>