火雷が勝ち越し決める「逆にありがたい」恩師や女将の声で奮起…今場所幕下デビュー4連勝

大相撲夏場所12日目 火雷(左)は隠岐の浜を寄り切りで破る(撮影・小沢裕) =2026年5月21日

<大相撲夏場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館

幕下最下位格付け出しで今場所デビューした火雷(ほのいかづち、22=雷)が勝ち越しを決めた。隠岐の浜(28=八角)を寄り切った。4勝2敗とし「素直にうれしい。自信になります」と喜んだ。

連敗スタートから、連勝を「4」に伸ばした。転機となったのは日体大時代の斎藤一雄監督との電話。恩師の声を聞き「やらなきゃ」と奮い立った。

雷部屋の雰囲気にも支えられた。連敗時も周囲からは「気にする必要はない」と激励。女将の垣添栄美さんからも「何してるの?」と背中を押された。「普通は気を使って『大丈夫』と言ってくれると思うが、『何してるの?』と。逆にありがたかった。言っていただけるのはありがたい。(雷部屋で)本当に良かった」。心身も吹っ切れて、4連勝で勝ち越しを決めた。

今場所は残り1戦。「あと一番ある。次につなげたい」と視線を向けた。