<大相撲夏場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館
日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)が、立ち合い変化で勝った西前頭10枚目の伯乃富士(22=伊勢ケ浜)に苦言を呈した。伯乃富士は西前頭6枚目の藤青雲(28=藤島)に対して立ち合いで左に動き、11勝目を挙げた。この時点で優勝争いに残るとともに、敢闘賞を受賞した。
八角理事長は「伯乃富士にはちょっとがっかり。こういう大事な一番で楽して勝とうとした。度胸があると言えば度胸があるけど…。若手なんだから、あれで勝って優勝決定戦で勝っても横綱は難しい。厳しく言うけど、あれで勝っても何の意味もない」と指摘した。
伯乃富士は14日目に大関霧島に勝ち、本場所を盛り上げた立役者の1人でもある。それでも八角理事長は「頑張っているというより、最後の最後に要領よく勝っているイメージになってしまう。これからも、勝てば優勝、勝てば横綱という時に、楽な方にいってしまう」と、今後に期待するからこそ厳しくコメントしていた。