若隆景「少し疲れた。精神的にも肉体的にも」大混戦の夏場所 大関とりへ「強い気持ちで」意欲

優勝から一夜明け、会見する若隆景(撮影・野上伸悟)

大相撲夏場所で25場所ぶり2度目の優勝を果たした小結若隆景(31=荒汐)が千秋楽から一夜明けた25日、東京・両国国技館で会見に臨んだ。

冒頭、「少し疲れました。精神的にも肉体的にも」と切り出し、「あまり眠れなかったです」と率直な心境を吐露。とはいえ、本場所中の厳しい表情も少し和らぎ、充実感がにじんでいた。

千秋楽で1差に7人がひしめく大混戦となった今場所。本割で藤凌駕を下すと、3敗で並んだ大関霧島を優勝決定戦で、力でねじ伏せ、賜杯(しはい)を手繰り寄せた。先場所は右ひじを痛めて途中休場。万全とはいえない状態での出場だったが「中途半端ではなく、しっかりやり切るつもりで臨んだ」と15日間を振り返った。

リハビリ中の口癖は「けがをする前よりも強くなるという気持ちでやっています」。4年前の初優勝時と比べて強くなったかと問われると「それはわからないです。ただ、けがする前の自分を超えるためには、番付上で大関に上がるしかないと思うので。そこを目指してやっていきたい」と、改めて大関とりへの強い意志をにじませた。

今場所は2横綱2大関が休場。上位陣不在での賜杯(しはい)だっただけに、油断はない。上位陣が戻ってきたとしても「変わらないですね。強い気持ちでいきたいです」と、力強く意気込んだ。