嵐冨士、感謝ガンゲキ名古屋場所で新十両昇進、土俵上でARASHI巻き起こせ!

十両昇進会見を行う嵐富士(撮影・山田遼太郎)

日本相撲協会は27日、東京・両国国技館で大相撲名古屋場所(7月12日初日・IGアリーナ)の番付編成会議を開き、嵐富士(21=伊勢ケ浜)の新十両昇進を発表した。夏場所は東幕下2枚目で5勝2敗。千秋楽では十両の大花竜を破り、24年春場所の初土俵から約2年で関取の座をつかんだ。音楽好きな一面も持つ21歳。名古屋では、しこ名通り、土俵で新たな“嵐”を巻き起こす。

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しこ名の勇ましさとは対照的に、会見での口ぶりは穏やかだった。都内の部屋で、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)と並んだ嵐富士は十両昇進に「ひとつの目標にしていたので、うれしいです」と、静かに喜びをかみしめた。

172センチ、123キロと小兵だが、低く当たり一気に押す相撲で道を切り開いてきた。飛躍の要因には関取衆8人がそろう部屋の「質の高い稽古」を挙げ「嵐を巻き起こすような相撲を取れるように頑張りたい」と決意を口にした。親方も「土俵で嵐を起こしてほしい」と期待した。

意外な素顔ものぞかせた。小学生時代はブラスバンド活動にも親しみ、音楽好きで、カラオケではバック・ナンバーがお気に入り。今年の初場所で嵐富士に改名して以降は、国民的人気グループ「嵐」の曲を求められることも増えたが「1曲も歌える自信ないんですよね。今後も振られると思うので、覚えなきゃ」と“歌稽古”も宣言した。

新十両として臨む名古屋場所は「まずは勝ち越したいです。二桁勝利や優勝も目指したいです」と、前を見据えた。静かな口調とは対照的に、土俵では嵐旋風で新たな足跡を刻み込む。【山田遼太郎】