先場所V若隆景が入院「大腿コンパートメント症候群」救急搬送、壊死おそれ緊急手術「容体安定」

若隆景(2026年6月撮影)

大相撲の東関脇で夏場所優勝の若隆景(31=荒汐)が名古屋場所(12日初日、IGアリーナ)を休場することが6日、決まった。同日、荒汐部屋が公式ホームページを更新。「入院」することになったことも明かし、次の通り病状と経緯を報告した。

「去る1日(水)の稽古中、若隆景は左大腿部に痛みを感じ稽古を中断しました。しかし夕方から痛みが激しくなったため,救急車で搬送されたところ『大腿コンパートメント症候群』と診断され、緊急手術を行いました」

「急性コンパートメント症候群は、筋肉の壊死など永久的な障害につながるため、一刻を争う治療が必要とのことでした」

「数時間に及ぶ手術となりましたが、救急・医療の皆様の懸命の御尽力のおかげで、現在のところ、容態は安定しており、当面は治療に専念することになります」

「なお、かくの事情につき、行事等の参加や取材など、これまでに承っております予定について、すべてキャンセルせざるを得ませんこと、お許しいただきたくお願いいたします」

「再び、長い道のりになります。どうかこれからも力士若隆景を変わらずお支えいただきますよう、謹んでお願い申し上げます とりいそぎご報告申し上げます」

若隆景は先場所で2度目の優勝。5場所ぶりに関脇復帰した今場所は、大関昇進への足場固めとして期待されていた。

◆コンパートメント症候群 手足の複数筋肉は、骨や筋膜に囲まれた部分を境界に筋肉が分かれており、その筋区画をコンパートメントと呼ぶ。症候群は、骨折や打撲などの外傷が原因で筋組織が腫れ、内圧が急上昇して痛みを引き起こすもの。急性と慢性があり、急性は短期間に重篤な症状が現れるため緊急手術が必要。血管、神経などが圧迫されて循環不全となり、壊死(えし)や神経まひを起こすことも。特に前腕や大腿部で起きやすく、強い疼痛(とうつう)が特徴。一般的には術後1カ月でランニングできるようになる。