最年長関取の41歳玉鷲が史上9人目の通算900勝「喜んでいる場合じゃない」表情緩めず

明生(右)を押し出しで破る玉鷲(撮影・前田充)

<大相撲名古屋場所>◇5日目◇16日◇IGアリーナ

41歳の最年長関取、東十両7枚目の玉鷲(片男波)が、史上9人目の通算900勝に到達した。西十両7枚目の明生(30=立浪)を押し出して3勝目。館内からは大きな拍手が送られた。

明生の左差しを嫌い、おっつけて前へ出た。足も止まらない。「足がついていって良かったです」。13年ぶりに十両へ陥落しても、闘志は変わらない。41歳の体で、今日も自分の相撲を取り切った。

900勝については「場所前にそういった話は聞いていたけど、ピンとこないですね」と淡々。「場所中だからね、喜んでいる場合じゃない」と表情を緩めなかった。

初勝利から積み重ねた数字の重みも、今はまだ胸の奥にしまう。「場所が終わったら落ち着いて考えられるんじゃないですかね。まだ現役中なので」。館内の拍手には「今日の仕事をちゃんとしたかなと思います」とうなずいた。

節目の1勝も、玉鷲にとっては次の土俵へ進むための一番だった。

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