<大相撲名古屋場所>◇5日目◇16日◇IGアリーナ
関脇安青錦(22=安治川)が、大関琴桜(28=佐渡ケ嶽)を寄り切り、4勝目を挙げた。
頭を下げて突っ込むと、懐に入り、そのまま前へ出た。「まわしは取れなかったけど、前に出られたので」。自分の形をつくり切れなくても、足は止まらなかった。
これで琴桜戦は7戦6勝。合口の良さを問われても、特別な意識はない。「考えていないです。勝っていようが負けていようが、やることは変わらないので。毎回初顔合わせのつもりでやっています」。相手ではなく、その日の一番に向かう姿勢を貫いている。
左足首のけがで夏場所は全休した。序盤5日間を4勝1敗で終え、「悪くないと思います。結果を見れば慣れてきたと感じています」と手応えもある。ただ、場所前から今の成績を描いていたわけではない。「相撲を取ることが精いっぱい」。目の前の一番に集中しながら、「本当の勝負はこれからだと思います」と表情を引き締めた。
新調した緑の締め込みも、少しずつなじんできた。「思ったより良い感じです」と笑い、周囲からも「似合うよと言ってもらっています」と表情を緩めた。
猛暑の名古屋も「体が硬い方なので、暑い方が動きやすい」と平然。最後は「名古屋の皆さんに熱い戦いを見せたいと思います」と言葉に力を込めた。【山田遼太郎】