<大相撲名古屋場所>◇5日目◇16日◇IGアリーナ
東前頭筆頭の藤ノ川(21=伊勢ノ海)が、関脇琴勝峰(26=佐渡ケ嶽)を引き落とし、3勝目を挙げた。
勝負は一瞬だった。立ち合いで左へ動くと、琴勝峰の体は前へ流れた。決まり手は引き落とし。「体が勝手に動いてくれました」。相手がよく見えていたからこその反応だった。
頭からいく激しい立ち合いが持ち味。その圧力があるから、引きも生きる。「普段から弱い立ち合いだと、あれでくわないと思うので」。その積み重ねが、この一番では引き落としにもつながった。
5日間を終え、2横綱から金星を挙げて3勝2敗。序盤の土俵で、強烈な存在感を残している。それでも「まだ前半なので。中盤、後半と勝ち越せるように頑張りたい」。白星を重ね、まずは目標の勝ち越しへ向かう。