43代式守伊之助、軍配差し違えで進退伺も慰留された 4日目の木村庄之助に続き立行司がまたも

伯乃富士(左)は豊昇龍を切り返しで破る(撮影・森本幸一)

<大相撲名古屋場所>◇6日目◇17日◇IGアリーナ

立行司の第43代式守伊之助(62=春日野)が、伯乃富士-豊昇龍の一番で行司軍配差し違えをし、打ち出し後に八角理事長(元横綱北勝海)に進退伺を申し出た。

審判長を務めた浅香山審判部長(元大関魁皇)とともに理事長室に出向き、理事長から慰留された。浅香山審判部長によると「ちゃんとしっかり見るように」と伝えられたという。

伊之助は、豊昇龍に軍配を上げたが物言いが付き、協議に。伯乃富士が切り返した際、先に豊昇龍が土俵に落ちており、行司軍配差し違えとなった。

今場所は4日目の木村庄之助に続いて、2人の立行司が差し違える事態となってしまった。

立行司の庄之助と伊之助は、腰に短刀を差して土俵に上がる。差し違えた場合は切腹する覚悟を示すものとされる。実際は切腹はせず、差し違えた場合は理事長に進退伺を申し出ることが通例となっている。実際には経過報告をして、口頭で注意を受けるが、この流れが「進退伺」とみなされる。ほとんどの場合は慰留されるが、繰り返した場合は出場停止処分を科される場合も過去にはあった。

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