尊富士が高安との2敗対決制す 再入幕で10勝目、110年ぶり新入幕V以来となる賜杯の可能性も

尊富士は高安(左)を上手投げで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇12日目◇23日◇IGアリーナ

西前頭13枚目の尊富士(27=伊勢ケ浜)が、西前頭7枚目の高安(36=田子ノ浦)を上手投げで破り、10勝目を挙げた。2敗を守り、優勝争いに踏みとどまった。

同じ2敗同士の一番。高安が右からかち上げ、起こしにきた。尊富士はまともには受けず、体をずらして左上手を取った。そのまま振って転がした。

「当たっていこうと思った。当たらないと決まらない」。相手は経験豊富な実力者。「差したら強いので、低くという意識でいきました」。相手の強さも頭に入れた上で、自分の形へ持ち込んだ。

2桁勝利には「うれしいです」と素直に反応した。24年春場所では、110年ぶりの新入幕優勝を果たした。今場所は再入幕。あの春以来となる賜杯(しはい)も、可能性がある。

ただ、先を見すぎることはない。優勝争いについては「とくに考えずに、思い切って集中していきたいです」。戻ってきた幕内で、白星は2桁に乗った。残り3日も、自分の相撲に集中する。

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