座布団舞わず…熱海富士10勝目、197キロ重い腰で豊昇龍寄り倒す 逆転Vなら来場所大関とりも

熱海富士は豊昇龍(下)を寄り倒しで破る(撮影・小沢裕)

大関復帰を決めた関脇安青錦(22=安治川)が2敗を守り、再び単独トップに立った。大関霧島との2敗対決で肩透かしを決めて11勝目。左足を負傷しながら優勝争いの先頭に立ち、初場所以来の3度目Vに近づいた。2敗で並んでいた平幕の尊富士と獅司は敗れ、横綱豊昇龍を破った関脇熱海富士と4人が3敗で追う。

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熱海富士が立ち合いで豊昇龍を受け止め、右をのぞかせた。横綱が2度、3度と投げを打ってきたが、動じない。幕内で2番目に重い197キロの体重を生かした重い腰。相手を徐々に半身にさせて、最後は寄り倒した。座布団は舞わなかった。札止めの8000人超の観客にとって、もはや番狂わせではなかった。

土俵下で見守った九重審判長(元大関千代大海)は「横綱に当たられても、押されない立ち合い。オレは押されないんだという感覚。横綱を正面において、苦し紛れに投げを打たれたところをついていった。熱海富士も乗ってきた」と評価。八角理事長(元横綱北勝海)は、熱海富士の勝因について「前に出るってこと。投げを打たれても動じなかった」と話した。2横綱からの2勝を含む5連勝で、10勝目に到達した。

優勝争いで単独トップに立つ安青錦との対戦を残すため、自力優勝の可能性が残る。夏場所は新関脇で9勝を挙げ、今場所は2日を残して10勝目。残り2日間を連勝して逆転Vなら、来場所は大関とりになる。静岡県出身力士として初Vになる。名古屋場所終盤になって、一気にまくりかねない雰囲気を漂わせてきた。【佐々木一郎】

【動画】熱海富士、横綱豊昇龍を寄り倒しで撃破!

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