<大相撲名古屋場所>◇14日目◇25日◇IGアリーナ
横綱大の里(26=二所ノ関)が、大関琴桜(28=佐渡ケ嶽)を下し、8勝目を挙げ勝ち越しを決めた。
春場所は左肩痛で途中休場し、夏場所は全休。休場明けの今場所も、序盤は苦しんだ。最初の4日間を1勝3敗で終えると、そこから4連勝で立て直した。それでも安青錦、熱海富士、霧島と、今場所の優勝争いに絡む相手には黒星。星勘定はなかなか伸びず、14日目でようやく勝ち越しに届いた。
ABEMA解説の元横綱若乃花の花田虎上氏(55)が、大の里の心情を思いやった。自身は横綱だった99年秋場所で、7勝8敗で負け越しを経験している。
苦しみながらも休場しない大の里について「横綱の生き方を見せているんだと思います」としつつ「怖いでしょうね」とおもんぱかった。
14日目で勝ち越しを決めたことについては「本当は中日当たりに」と注文をつけつつ「社会人として諦めなかったのは引退しても続く。それは自信になる」と経験者だからこその助言を送っていた。