優勝の安青錦「誠に立派。覚悟感じた」横審委員長が絶賛…不振の両横綱には厳しい言葉

横綱審議委員会の大森理森委員長(2025年9月撮影)

日本相撲協会の諮問機関の横綱審議委員会(横審)は27日、東京・両国国技館で定例会合を開き、元衆院議長の大島理森委員長(78)が会見に出席した。前日まで行われた名古屋場所で、3度目の優勝を果たした関脇安青錦(22=安治川)を称賛した。

左足を負傷しながら頂点に立ち「あのケガを乗り越えて、あのような戦い方をした。誠に立派であった」とたたえた。

安青錦は、3人で行われた優勝決定戦を制した。本割で関脇熱海富士に敗れ、12勝3敗で3人が並んだが、ともえ戦で熱海富士、霧島を撃破。昨年九州場所、今年の初場所に続いて3場所ぶりの優勝を飾った。10勝での大関への特例復帰を果たしており、過去7例(6人)で優勝した力士はいなかった中、初の快挙を成し遂げた。

ただ、優勝決定戦には、両足にテーピングを施して臨んでおり「両足のケガをぜひ治してほしい」とコメント。「体全体がバランスの良い体形にさらになっていただいて、強い相撲を見せてほしい」と期待を寄せた。

また「個人的な感想」と前置きしつつ「相撲道にかける熱烈な不退転の覚悟を感じた。毎日のようにテレビで拝見して、不屈の覚悟を感じた」と評価した。

一方で、2ケタ白星に届かなかった豊昇龍(27=立浪)と大の里(26=二所ノ関)には「横綱としての自覚と責任を果たして欲しい」と要求。「(安青錦の)そういう姿と両横綱を比較をして、両横綱にはまさにその精神を期待したい」と激励した。