大相撲夏巡業が28日、茨城・つくばみらい市で行われ、横綱大の里(26=二所ノ関)が関脇熱海富士(23=伊勢ケ浜)と熱のこもった稽古を展開した。
関取衆の申し合い稽古後、大の里が秋場所で大関昇進を狙う熱海富士を指名。土俵上の空気が一段と締まり、11番連続で取って6勝5敗だった。
大の里は直近で熱海富士に3連敗中。右四つがっぷりになると、腰の重い熱海富士に分がある場面もあったが、横綱も左を巻き替えてもろ差しを狙い、前へ出る形を探りながら対抗した。最後は熱海富士にぶつかり稽古で胸を出させ、密度の濃い汗を流した。
連日の視察に訪れた師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は土俵下から熱視線。スマートフォンで取組を撮影し、稽古中には横綱のもとへ歩み寄って助言する様子もあった。稽古後は大の里について「良い稽古をしていると思います」と評価。相手となった熱海富士についても「力をつけているし、間違いなく大関に上がる力士」と認めた上で、「お互いにとって良いことだったと思います」とした。【山田遼太郎】