日本相撲協会は31日、秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表し、藤ノ川(21=伊勢ノ海)が関脇に昇進した。両国国技館で会見に臨み「思っていたより早かった」と新三役への思いを明かした。
初土俵から所要22場所で、歴代10位のスピード昇進を達成。昨年の名古屋場所での新入幕から約1年での新三役で「入門した時は正直上がれると思っていなかった。頑張って稽古をして良かった」と喜んだ。
東前頭筆頭で臨んだ名古屋場所で、大の里、豊昇龍の2横綱を連破。関脇琴勝峰、小結王鵬らからも白星を挙げ、8勝7敗で殊勲賞を受賞した。新三役は確実とされる中、小結と予想する声もあったが、一気に関脇に浮上。この日は祝福の連絡が届いたが、驚きの声も多かったといい「『関脇まで上がったんだ』と。みんな小結だと思っていたみたい」と笑った。「番付運が良かったのだと思う」と受け止めた。
身長177センチ、体重123キロで「体が小さい分、気持ちで負けないようにと心がけている。小さくても、大きい相手に勝てるんだと証明していきたい」と誓う。京都出身の力士としては、1828年10月場所の緋縅(ひおどし)以来の新三役。198年ぶりの偉業には「良かったです」と笑顔を見せた。
秋場所に向けて、目標は「勝ち越しです。お客さんが喜ぶような相撲を取れればいい」と見据えた。