伯乃富士が新小結で故郷鳥取に感謝「勝つ姿、元気な姿を届ける」元横綱琴桜以来62年ぶり新三役

会見に臨む伯乃富士(右)と伊勢ケ浜親方

大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の新番付で新三役に昇進し、東小結に就いた伯乃富士(23=伊勢ケ浜)が31日、都内の部屋で会見に臨んだ。鳥取県出身力士の新三役は、元横綱琴桜(初代)以来62年ぶり。故郷への感謝と、さらに上を目指す思いを語った。

相撲を始めた少年時代から、地元の応援は変わらなかったという。「いい時も悪い時も、変わらず温かく応援していただいているので、感謝の気持ちでいっぱいです」。

鳥取県倉吉市は、元横綱琴桜の出身地でもある。「光栄です。地元も、小学校も一緒なので、大先輩で憧れてる方。62年ぶりに自分が三役昇進できたことはうれしいです」。応援への一番の恩返しは、土俵で結果を出すこと。「勝つ姿、元気な姿を届けることが自分の役目」と話した。

秋場所で目指すのは、自分の相撲を15日間取り切ること。目標は「優勝」と言い切った。「デビューした頃から、そんなに体も大きくないのに受ける相撲、大きい相手に組んでしまう相撲が多かった」と振り返る一方で、「立ち合い、当たってしっかり前に出ていく相撲も前より取れるようになってきていることが、こういう結果につながっていると思います」と手応えもある。

伊勢ケ浜部屋は9人の関取がそろう。「これ以上ない環境。ありがたい環境なので、感謝の気持ちを持って強くなっていきたい」。同部屋の力士たちと「切磋琢磨(せっさたくま)して強くなるだけなんで」と話した。

三役昇進をゴールとは見ていない。「ひとつの目標であって、目指していたゴールではないので。まずは幕内優勝、大関昇進を目指して、これからやっていきたいと思います」。新しい番付でも、さらに上を目指す。