大相撲の横綱審議委員会(横審)による稽古総見が4日、東京・両国国技館で行われ、右ひざを手術した横綱豊昇龍(27=立浪)が参加した。
右ひざをサポーターで固めて登場。相撲を取ることはなかったが、四股、すり足、ダンベルを使った上半身のトレーニングなどで汗を流した。途中には小結伯乃富士(23=伊勢ケ浜)にアドバイスする姿も。関取衆の申し合い稽古後には関脇熱海富士(23=伊勢ケ浜)に胸を出し、できる範囲で体を動かした。
この日の参加については「師匠と話し合って、横綱だから顔を出すことにしました」と説明。「自分のできることをやりました。本当は相撲を取りたかったんですけど」と本音ものぞかせた。横審による稽古総見で相撲を取らなかったのは初めてという。「ここでけがしたら終わりなので」と慎重だった。
八角理事長(元横綱北勝海)は豊昇龍について「まだまだじゃない。この時期にできないようじゃ、難しいでしょう」と秋場所(13日初日、東京・両国国技館)出場へ厳しい見方を示した。
豊昇龍は7月の名古屋場所では右ひざを痛め、14日目から途中休場。帰京後の7月29日に靱帯(じんたい)を修復する手術を受け、1週間入院していた。