2場所連続優勝を目指す大関安青錦(22=安治川)が、秋場所初日を翌日に控えた12日、東京・両国国技館で優勝額贈呈式に出席した。
「やれることは全部やってきたので、あとは明日からやるだけです」。過去3度の優勝はすべて決定戦の末だった。本割で賜杯(しはい)を決めることについて「違ううれしさになると思うので、それも味わいたい」と意欲を示した。
名古屋場所優勝の額は、8日にベイカレントから贈られた化粧まわし姿となった。ウクライナ国旗をイメージした青と黄。「応援していただいている方への気持ちを込めてつけることになりました」と説明した。前回5月の贈呈式は、けがで欠席。ファンの歓声を受けて「今日は参加できてよかったです。刺激になります」と力を込めた。
夏巡業は完走したが、関取衆との申し合いは行わなかった。左足痛の影響で、相撲を取る稽古を再開したのは8日。幕下以下と調整し、最後まで関取衆とは取らずに初日に臨む。「やってみないと分からない」としつつも、自信が漂う。「優勝目指して頑張ります」と、4度目の優勝へ決意を示した。【山田遼太郎】
<安青錦の優勝>
◆25年九州場所 新関脇で12勝3敗。千秋楽の本割で琴桜を破り、豊昇龍との優勝決定戦を送り投げで制した。ウクライナ出身力士初の賜杯(しはい)獲得。21歳8カ月、初土俵から14場所目で頂点に立ち、場所後に大関へ昇進。殊勲賞と技能賞も受賞した。
◆26年初場所 新大関で12勝3敗。14日目に大の里に敗れたが、千秋楽は琴桜を寄り切って3敗を守った。熱海富士との優勝決定戦を首投げで制し、2場所連続2度目の優勝。新大関場所でも賜杯を抱いた。
◆同名古屋場所 カド番だった夏場所を全休し関脇に陥落した場所で、12勝3敗。左足の負傷を抱えながら大関復帰と3度目Vを決めた。千秋楽の本割は熱海富士に敗れたが、ともえ戦となった優勝決定戦で熱海富士、霧島を続けて寄り切った。大関復帰を決めた場所での優勝は史上初。