<大相撲秋場所>◇初日◇13日◇東京・両国国技館
西序ノ口筆頭の佐田の城(21=境川)が、20場所ぶりに一番相撲から出場した。東序ノ口2枚目の大國(33=追手風)に突き落とされて黒星発進となったが、大きな前進を意味する初日の取組となった。
かねて首のケガを負っており、2023年名古屋場所から19場所連続で途中出場が続いていた。当初は1番だけ出場し、ケガの回復に伴って徐々に番数を増やしていった。
今場所直前、師匠の境川親方(元小結両国)から「今場所は7番出てみるか?」と声をかけられ「お願いします」と答えて、初日からの出場に踏み切った。
一番相撲を取ったのは、2023年夏場所以来。初日独特の雰囲気を久しぶりに体感し「緊張した感じです。いろいろ考えてしまいました」と振り返った。
これまでは、限られた取組で勝ち越しを目指すしかなかったが、今場所は残り6番ある。「気持ち的には余裕があります」と前向きにとらえた。
初日から出場できるようになったからこそ、今場所からは平戸海の付け人につく。境川親方から「いろいろなことを覚えていった方がいい」と勧められた。首はまだ万全ではないが、着実に前に進んでいる。【佐々木一郎】