<大相撲秋場所>◇3日目◇15日◇東京・両国国技館
幕内格行司の木村要之助(51=八角)と木村光之助(50=高田川)が、相撲博物館でのトークショーに出演した。
来場者からの質問に答えるかたちで進行し、入門のきっかけや相撲字の練習方法などのほか「差し違えは昇進のペナルティーになるんですか?」との問いにも答えた。
行司の仕事は多岐にわたるが、土俵で取組を合わせることが最も注目される。勝負判定を間違える「行司軍配差し違え」は、最も避けたい場面だ。
要之助は、質問にこう答えた。
「行司会から1年に1度、9月場所後の理事会に、行司が1年間に何回差し違えたかという成績を出します。9月場所後の理事会で、行司の昇進が1年に1回決まります。昔は十両以上で、年間何個以上差し違えると降格があったそうです。今は、あまりに多い場合は分かりませんが、処罰をつけることになっているので、差し違えが多いから降格だと言われてももちろん僕たちは受け入れなきゃいけない。でも、昔ほどはなくなってきています。木村庄之助さんと式守伊之助さんが差し違えた場合は、必ずその日のうちに理事長のところに(進退伺いに)いきます」
また、「行司になってうれしかったことは?」という質問に、要之助は「番付の仕事で、大横綱だった方など、歴代の審判部長から声をかけてもらえるのがうれしい」というエピソードを披露。光之助はのちに横綱に昇進する力士の取組を裁いた時が思い出深いという。「最近では、大の里関が十両の時、経験したことがない圧力を感じました」とし、必ず上位に昇進することを確信したという。