<大相撲秋場所>◇6日目◇18日◇東京・両国国技館
西前頭12枚目の一山本(32=放駒)が、初日から悪夢の6連敗を喫したが、得意の軽妙トークは守った。
東前頭8枚目の尊富士(27=伊勢ケ浜)に立ち合いで当たり負け。左を差され、右上手を取られて、なすすべなく寄り切られた。
支度部屋では集まった報道陣に対して「負けているからってそんなに集まらないで」とけん制のジャブ。
「当たりが甘かったので、左が入って、その時には時すでに遅しですね」とさばさばした表情で言った。
立ち直りのきっかけを聞かれて「それが分かっていれば、6連敗してないんですよ」と即答。
まあ「立ち合いですかね。押し込めてないから。きついっすね、こんな場所もあるんだと、思ってます」。
体のどこか悪いのか、と質問されると「それがない。体の調子が悪ければ、それがいいわけになるんですが、それがない。だから困っているんですよ」と飾らない言葉で直球をずどん。
「若いうちは験直しもしたけど、勝ったためしがない。お酒の飲む人は験直しをしますが、僕は部屋でゲームをやっているだけですわ。あ、それがいけないのか」と自虐ネタもさく裂させた。
帰り際に、若いころの験直しはどんなものだったか?と聞かれると、くるくると帯を巻きながら「いいもん、食べにいきました。いつも部屋で食事を食べていたので。でも外食したいいいわけですよね」と最後までオチをつけた。
白星はついてきていないが、軽妙トークは普段通りだけに、きっかけがあれば、浮上できるのかも。【益田一弘】