玉鷲、執念逆転勝ちで国技館大歓声も「甘い!」自分に喝…記者の質問に「何を言ってるんですか」

激しくぶつかり合う玉鷲(左)と北の若(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇9日目◇21日◇東京・両国国技館

東十両3枚目の玉鷲(41=片男波)が5勝目を挙げ、白星を先行させた。同6枚目の北の若(25=八角)を、逆転の突き落としで下した。

相手を後退させたが、一転ピンチに追い込まれた。両足を俵にかけて、のけぞるようにして耐える。相手がのどわを狙って来たところを左手で突き落とした。「落ち着いて最後は落とせた」と振り返った。

3連敗スタートから巻き返し、直近4連勝で5勝4敗とした。白星先行に「それはもちろんうれしい」としつつ「内容を意識したい」と満足はしていない。この日の内容にも「勝てたのはよかった」と口にしつつ、数秒間の沈黙のあと「甘い!」と自分に喝を入れた。

驚異的な粘りでものにした逆転勝ちには、国技館から大歓声が上がった。「盛り上がったのは、ちゃんと仕事をしたということ」と納得した。

11月に42歳になる鉄人。9日目を終えての疲れを問われると「何を言ってるんですか」とピシャリ。「(疲れが)あっても言わないですよ」と口にして、会場を後にした。

全取組結果