大の里「本当に苦しんだ分の涙」復活Vから一夜明けスッキリ、次は「全勝」入り優勝額が目標

優勝一夜明け会見に臨む大の里(撮影・小沢裕)

「全勝」の優勝額を目指す。大相撲秋場所で1年ぶりに優勝した横綱大の里(26=二所ノ関)が、千秋楽から一夜明けた28日、茨城・阿見町の部屋で会見。過去6度の優勝で果たせていない15勝へ思いを示した。

涙の復活Vから16時間。薄い青のはかま姿で「達成感で布団に入ってすぐ寝られた」とスッキリした表情を見せた。終盤まで1敗を守るも、優勝がよぎった13日目から連敗。「後半戦は余計なことを考えて、夜も寝られないことが多かった」と告白。前夜の男泣きには「本当に苦しんだ分の涙だった」と照れ笑いした。

繰り返したのは「全勝」への思い。秋場所3連覇したが「強くない。また12の3(12勝3敗)なので」と強調。6度の頂点は14勝1回、13勝2回、12勝3回で無敗はない。国技館に飾られる自身の優勝額には全て「優勝」の文字が入っているが、無敗なら「全勝」と刻まれる。21年九州場所の照ノ富士以来の偉業は果たせておらず「その強さに向けて、しっかり稽古せんとダメ」と説いた。大阪以外の地方場所では優勝がなく「強い横綱を目指すには、得意不得意は言ってられない。良い形で次の場所に入る」と11月の九州での飛躍を誓った。【飯岡大暉】