第39代木村庄之助、力士選士権で最後のさばき「実感が湧かない」約半世紀の行司人生振り返る

引退会見を行う立行司の木村庄之助(撮影・小島史椰)

10月下旬に日本相撲協会定年の65歳を迎える行司の最高位、第39代木村庄之助(本名洞沢裕司、九重)が5日、最後のさばきとなった全日本力士選士権が行われた両国国技館で記者会見し「まだ実感が湧かない。一日一日を大事に務めてきた」と約半世紀の行司人生を振り返った。24年秋場所で立行司の式守伊之助となり、庄之助は昨年初場所から。「責任の重さを感じる2年間だった」と述懐。後進に向けて「大相撲の伝統を次の世代につなげてほしい。100年、200年、もっと先まで伝えていくべき文化だ」とエール。

助手を含めると番付表の書き手を約35年間も務めた「筆の達人」としても知られる。「番付は力士にとって命。間違いがあってはいけないと、ベストな字を書いてきた」と口にした。(共同)