【九州場所新番付】美ノ海が新三役、所要63場所は大学相撲出身で最も遅い昇進/新三役編

美ノ海(2026年撮影)

日本相撲協会は26日、大相撲九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)の新番付を発表した。

美ノ海(33=木瀬)が新三役に昇進し、東小結に就いた。沖縄県出身力士として初めての三役。初土俵から所要63場所は、大学相撲出身では最も遅い新三役昇進となった。

秋場所は西前頭3枚目で10勝5敗。琴桜、霧島の2大関を破り、千秋楽は小結大栄翔を押し出して2桁白星に乗せた。「千秋楽に勝てば」という条件を満たし、25年春場所以来、2度目の敢闘賞も受賞した。

日大から角界入りし、16年春場所で初土俵を踏んだ。18年名古屋場所で新十両に昇進したが、5勝10敗と負け越し、1場所で幕下に陥落。19年夏場所も再十両で5勝10敗に終わるなど、十両と幕下を行き来する時期を過ごした。

新入幕を果たしたのは、新十両から5年4カ月後の23年九州場所。30歳で幕内の土俵に立つと、9勝6敗で勝ち越した。その後は幕内を守り続け、新入幕から19場所目で三役にたどり着いた。

大学相撲出身の新三役では、これまで嘉風の所要61場所が最も遅く、宇良の52場所、翔猿の46場所が続いていた。美ノ海は嘉風より2場所多くかけての昇進となる。

33歳5カ月での新三役は、潮錦の34歳9カ月、玉乃海と琴稲妻の33歳8カ月に次ぐ戦後4位の高齢昇進。木瀬部屋からは24年初場所の宇良以来、日大出身では26年名古屋場所の義ノ富士以来、20人目の新三役となった。