炎鵬、新妻同席で結婚会見「生きる希望を与えてくれるような存在」3年ぶり十両復帰でプロポーズ

結婚会見を行った炎鵬(撮影・岩下翔太)

大相撲の炎鵬(32=伊勢ケ浜)が、幸せ全開の結婚会見に臨んだ。26日、福岡県の太宰府天満宮内にある誠心館で、8月8日に結婚した美希さん(33)を紹介。見つめ合って笑い、2人の手でハートも作った。首の大けがからの復帰を支えてくれた妻への感謝に、2度挑んだプロポーズの裏話。土俵とはひと味違う、おのろけたっぷりの姿を見せた。

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「妻、でいいですかね」。紹介する呼び方から、初々しさがあふれた。黒紋付きの炎鵬の隣には、花柄の着物姿の美希さん。言葉に詰まる妻に代わり「しゃべるのが苦手なんですよ」と口を開く。美希さんも「恥ずかしい…とてもうれしいです」。2人で照れ、笑い合った。

炎鵬の一目ぼれだった。交際が始まったのは、3年前の首の大けがで休場していたころ。番付は序ノ口まで下がったが、一緒にいる間は相撲を忘れられた。「太陽みたいな、生きる希望を与えてくれるような存在でした」。もう一度、相撲を取る姿を見せたい。その思いも、今年夏場所での3年ぶりの十両復帰につながった。

ところが、プロポーズは大慌て。十両復帰の番付発表日に言うつもりが、感極まって言いそびれた。後日、予定が前倒しになり、慌てて店を予約。しかし、思っていた雰囲気とは違った。「あれ、ここじゃないな」と別の店を予約し直したものの、「雰囲気も何もないというか、いきなり言った感じでした」。突然の「お願いします」に美希さんは戸惑い、一度は断られた。

そこで仕切り直し。もう一度思いを伝え、「強引に」指輪をはめて「力づくで押し切りました」。決まり手を問われ「押し出しっすね」と笑わせた。

美希さんも、夫の「不屈の精神」に「何が何でも支えたいな」と思ったという。十両に戻った姿は「かっこいいな」。隣から「え? 初めて言われました」と返ってきた。見つめ合っては、にっこり。「一生かけて幸せにしてあげたい」。苦しい日々を照らしてくれた妻へ、今度は自分が幸せを届けていく。【山田遼太郎】