福岡出身19歳添田山、楽しみは「お母さんが作ってくれるご飯」初の九州場所

朝稽古で調整する添田山

福岡県添田町出身の東序二段8枚目添田山(19=秀ノ山)が29日、同県柳川市の部屋宿舎で朝稽古に励んだ。

今年の春場所で初土俵を踏み、九州場所(11月8日初日・福岡国際センター)は初めて迎える地元の本場所。申し合い稽古では白星を積み重ね、師匠の秀ノ山親方(元大関琴奨菊)から「いい相撲が取れてるよ」と声を掛けられる場面もあった。

7歳で相撲を始め、本名の「福田」で角界入り。名古屋場所から「添田山」に改名した。初めて番付に載った夏場所から5勝、5勝、4勝と3場所続けて勝ち越し、序二段1桁まで番付を上げてきた。

力士として帰ってきた福岡は、空気から違う。「やっぱり『自分も帰ってきたな』って感じです」。いとこの結婚式で、一度実家にも帰ったという。九州で楽しみにしていることを聞くと、部屋のちゃんことともに挙げたのは「実家に帰った時のお母さんが作ってくれるご飯です」。19歳の素顔ものぞかせた。

稽古では気合の入った相撲を見せたが、本人は満足していない。4勝3敗で終えた秋場所も、納得がいかないのは千秋楽の黒星だ。「自分の腰が高くて投げられやすかった。腰を高くしないようにしていきます」。最後の一番で出た課題を、日々の稽古で修正している。

この日も、浮腰にならないことや、体が前に突っ込みすぎないことを意識。師匠からは立ち合いの突っ込み癖について指摘を受けた。自ら動いて見せる親方の指導について尋ねると、「分かりやすいです。自分の体の状態が分かります」と答えた。

初めての地元場所を、どんな場所にしたいか。「プレッシャーを持ちながら、いつも通りという感じです。今までみんなで稽古をしてきてるから」。慣れ親しんだ福岡で、日々の稽古の成果を初めての九州の土俵にぶつける。