<大相撲九州場所>◇初日◇8日◇福岡国際センター
三役格行司の木村寿之介(59=大島)が、プロボクサーの息子の快勝を喜んだ。
九州場所初日前日の7日、次男で東洋太平洋スーパーフェザー級王者の波田大和(29=帝拳)が5度目防衛に成功。同級7位の元日本フェザー級王者佐川遼(32=三迫)の挑戦を受け、9回0分20秒、TKO勝利を収めた。
寿之介は本場所を控えているため博多入りしており、東京・後楽園ホールには行けなかった。その代わり、自室でU-NEXTの配信で観戦し、勝利を見届けた。
寿之介は「ダウンを奪った時とか、前半戦は興奮しました」。祝勝会を終えた深夜に、連絡があったという。「相手の危険なところ、大和の足りないところなど、素人ながら気付いたことを伝えました。ああいう試合運びをしてくれて、本当によかった。わが子ながら感心していますよ」と胸をなで下ろした。
寿之介は15歳で角界入りし、行司として初土俵を踏んだが、当初はプロボクサーへの転身を考えて約2年、ボクシングジムに通っていた。30歳になる前には、プロライセンスを取ろうとして再度、ジムで鍛えていた時期があったという。
WBCランク5位の大和は今後、世界タイトル挑戦を見据える。寿之介は「次が挑戦者決定戦とか、前哨戦になってくれるといいですね」とし「世界に通用するフィジカル、チャンピオンになるためのフィジカルを鍛えてほしい」と期待していた。