横綱豊昇龍が復帰初戦白星、3場所連続休場明けで美ノ海下す 花田虎上氏「すごい緊張している」

押し出しで美ノ海を下す豊昇龍(左)(撮影・梅根麻紀)

<大相撲九州場所>◇初日◇8日◇福岡国際センター

横綱豊昇龍(27=立浪)が新小結の美ノ海(33=木瀬)を破り、3場所連続休場からの復帰初戦を白星で飾った。立ち合いは頭から思い切ってぶつかり、途中引いてしまい苦しい状況にもなったが、最後はうまくかわしてバランスを崩した相手を押し出した。

沖縄県出身力士として初めて三役に上がった美ノ海には、初顔合わせから7戦全勝となった。

ABEMAの中継で解説を務めた元横綱若乃花の花田虎上さんは「久しぶりに出て落ち着いていたから良かったのでは。頭から行っていた」と途中苦戦したことは認めた上で一定の内容だったと示した。

豊昇龍は7月の名古屋場所を途中休場し、場所後に右ひざを手術。秋場所は自身初の全休となり、本場所の土俵に上がるのは名古屋場所以来、2場所ぶりだった。

福岡入り後は連日の出稽古でひざの状態を確かめ、4日に師匠の立浪親方(元小結旭豊)と相談して出場を決めた。翌5日には「出たいと自分が言った」と、自ら復帰を申し出たことを明かしていた。

九州場所では昨年まで4年連続で2桁白星を挙げており、場所前には「九州で元気な姿を見せる」と話していた。横綱在位11場所目で、昇進後初の優勝を目指す。

2日目は大関経験者で東前頭筆頭の朝乃山(32=高砂)と対戦。過去5戦全勝の相手に連勝を狙う。花田さんは「落ち着いてこういう感覚だったなというのは取り戻すと思う。すごい緊張していると思う。今までに味わったことがないと思う」と2日目以降にも期待していた。

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