国立成育医療研究センターに福島米弁当や「鬼滅の刃」

医療従事者への感謝の気持ちを込めてお弁当や色紙、コミックなどが贈られた。賀藤病院長(中央)、川本理事長(右隣)

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全国33の信用金庫でつくる「よい仕事おこしフェア実行委員会」(事務局・城南信金)が9月24日、東京・世田谷区の国立成育医療研究センター(賀藤均病院長)の医療従事者と小児がんと闘っているこどもたちへプレゼントを贈り、感謝と激励の意を表した。

医療従事者へは、地元で調理された弁当100食と地元の飲食店や城南信金職員から寄せられた色紙、福島の「ももポテトチップ」、福島県産桃と長崎カステラがコラボした「白桃カステラ」。子どもたちには人気コミック「鬼滅の刃」(1~23巻)などが贈られた。

今回のプレゼントは、(1)コロナ禍で困窮する地元店4店から弁当を購入することで店を応援、(2)弁当のご飯は福島県産米を使用して被災地を応援、(3)コロナ禍で激務を続ける医療従事者を弁当で応援、(4)「鬼滅の刃」で子どもたちを元気づけ、絵本「きぼうのとり」(福島民報刊)で東日本大震災の記憶を風化させない、との願いを込めた。

福島・国見町出身の賀藤病院長は「本当にありがたいこと。これからも医療体制が崩壊することがないよう、毎日強い気持ちをもって臨んでいく」と決意を語った。「よい仕事-」事務局の川本恭治・城南信金理事長は「大変な状況で日々診療を続ける医療従事者の皆さんへ少しでも感謝の気持ちを伝えたかった」と話した。

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