瀬谷 初!! 春制覇 初回から躍動 決勝7点

秋の準優勝を上回り、優勝した瀬谷ナイン

<リトルシニア 関東連盟春季大会◇6日◇東京・S&D昭島スタジアム◇3位決定戦、決勝>

瀬谷(南関東支部)が決勝で世田谷西(東東京支部)を7-0で破り、1998年(平10)夏季以来4度目、春季では初めての関東大会制覇となった。東関東支部同士の対戦となった3位決定戦は、タイブレークの末に成田が7-4で木更津を下した。ベスト8チームは14日に開幕する関東連盟夏季大会(夏季関東大会)でスーパーシードとして3回戦から登場する。

 

【森本―坂本―髙田 完封リレー】

強豪世田谷西を相手に、瀬谷ナインは初回から躍動した。1番蒔田諒晟、2番高橋響の連打で無死二、三塁から内野ゴロとダブルスチールで2点を先制。2回に相手守備の乱れで追加点。4回には無死一塁で8番鈴木幹汰の二塁打などで2点と、着実に加点した。投げては先発森本倫太朗、リリーフ坂本武琉、高田和音が完封リレーに仕留めた。

前田壱颯(いっさ)主将は「秋季関東大会の決勝で静岡裾野に0―13で負けたところから出発したチーム。粘り強くなろうと冬を乗り越えて結果が出た」と振り返った。屈辱的な大敗の悔しさを忘れないように、星雄一郎監督は練習場のベンチ裏に大敗のスコアシートを張った。常に見て、バネにした。

「秋は打撃だったが、森本、坂本ら投手陣が整備されて、ロースコアでも安定した戦いができるようになった」と星監督。選手たちに言っているのは「自分たちが主役」。大型選手はいないが、確かに走攻守で目立つ選手が多かった。

21世紀初の関東制覇、春季は初めての快挙となった。すぐに始まる夏季関東大会、そして日本選手権が待っている。「投手が頑張って、打者がこたえられた。その力を出すだけです」と前田主将は手ごたえを感じていた。

▽決勝

瀬谷7―0世田谷西

【世】若月、堀、金指、二場、堂島―片桐【瀬】森本、坂本、高田―前田 [二] 高橋、鈴木幹、平本(瀬)

 

【世田谷西 堂々準V 準々決勝サヨナラ、準決勝は大逆転!!】

世田谷西は決勝ではいいところが出ず、瀬谷投手陣にほんろうされて敗れたが、そこまでの戦いは「らしさ」を発揮した。準々決勝では6回に逆転されて1―2の7回2死満塁で、岡田の2点適時打が飛び出してサヨナラ勝ち。ダブルヘッダーの準決勝では成田に初回6点を奪われたが、1回途中からリリーフした大矢が無失点でリズムを作って逆転勝ちを収めた。

吉田昌弘監督は「よくやったと思います。今年は実力のある子はいないが、純粋でみんなで一生懸命やる」とほめた。試合ごとに主将が代わり、決勝で務めた竹田龍主将は「もっとやれたと思います。決勝は楽しもうと思って、楽しめました」と納得感はあったようだ。

 

【成田 延長戦制し3位】

成田は2―2のタイブレーク延長8回1死満塁から、木更津のバッテリーミスで1点を挙げ、4番升形琳斗、5番小堀一樹の連打などで5点を奪って試合を決めた。初のベスト4入り。「秋の新人戦で負けた相手だったので、悔しい思いがあった」と西宮昌弘監督。秋以降は打撃を中心に鍛えてきた。「出たら走る」と、走塁重視が功を奏した。「今回は好調だった打撃をキープして夏に臨みたい」と、話した。明るくチームをまとめる一鍬田将主将は「満足いく結果で、強いチームに勝って成長した。一戦必勝で行きたい」と気を引き締めた。

▽3位決定戦

成田7―4木更津

【成】木内、高城、升形―一鍬田【木】木村、石谷―緒方 [三] 小堀(成) [二]齋藤、名古屋(成)、中軽米(木)

 

【木更津 初シードゲット】

木更津は3位決定戦で6回に2点を追い付いたが、タイブレークで力尽き4位に。初の4強も悔し涙の捕手、緒方優友(ひろと)主将は「自分のせいで…」と言葉を切り「夏季関東大会にいい雰囲気で取り組めるように声をかけたい」と話した。鈴木信也監督は「投手がある程度任せられるようになった。守りのミスが割と少ないので、あとは打てるかどうか」と、初めてスーパーシードで迎える夏季関東大会に目を向けた。

【8強チーム コメント】

千葉西

菰田陽生主将(自身が降板後、世田谷西に逆転サヨナラ負け)楽しんで思い切り投げられた。経験を生かし、夏は1人1人に集中していく。

山本哲士監督 1球の怖さを味わいました。いいチームと対戦して、強くなってきた。

江戸川中央

荒木琉生主将(成田に逆転負け)大会で勝ちへのいい流れをつかむ、悪い流れを断ち切るなど、いろいろなことをして分かってきた。

屋代剛一監督 悪い方の実力が出てしまった。雑な部分をきちっとしていく。

浦和

臼井恭平主将(瀬谷と接戦も完封負け)課題も出たので、限られた時間を大切にして、一丸となって戦っていきたい。

品田聡一監督 強敵の胸を借りてベスト8は何よりも自信になり、勇気を得ることが出来ました。

小田原足柄

鈴木一玄主将(初回の4失点が響き敗退も)全員が成長を実感できた大会でした。見つかった課題を克服し、1球1球を大切に取り組みます。

津川真人監督 投手を中心に最少点で守り、つなぐ攻撃を心掛けた。夏季関東大会でも地道にやっていきます。