<第17回全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ2023>
◇16日◇東京・S&D昭島スタジアムほか◇1回戦悪天候の予報のため、1日遅れで1回戦16試合が行われた。
S&D昭島スタジアムでは、中本牧シニア(神奈川県第2代表)が南東北ヤングBC(西東北地区代表・福島県)に1―0でサヨナラ勝ちした。中本牧は若杉一惺、小林鉄三郎の左腕コンビが1安打に抑える無失点リレー。初出場の南東北は佐藤琥春―秋元尊の2年生リレーで6回まで無失点。見応えある投手戦は7回裏2死二塁から中本牧の9番河内景虎がレフトオーバーの一打を放ちサヨナラ勝ちした。
10日前のシニアの日本選手権で準優勝に終わっただけに、2年生の河内は「直球を狙っていました。3年生と全国優勝したいです」と息を弾ませた。
南東北は腰痛で約2カ月欠場していた松本叶大主将がスタメン復帰。途中交代したが「強い相手と張り合えました」と涙をこらえながら、好ゲームを繰り広げたナインをたたえた。
千葉・第一カッター球場には東練馬シニア(東京第2代表)と千葉西シニア(千葉県代表)が登場。東練馬は広島北ボーイズ(西中国地区代表・広島県)と対戦、1、2回裏に2点ずつを奪ったが、5回表に一挙5点を奪われ4―5で敗れた。
齋藤塁主将は「入学した時からこのメンバーで日本一 !! と言ってやってきた。春も、もう1歩で(全国選抜大会準優勝)、夏こそとこの大会にかけていた。3年生は高校では、違うチームになると思うが、この悔しさをバネに頑張りたい。みんなにはありがとうと言いたい…」。宮島一也監督は「5点目が取れなかったのが響いた。(5回表2死満塁のピンチでマウンドへ。藤崎柊投手に)本塁打を打たれてもいいんだからと言った。勝負ごとには勝者があり敗者があるのは当然。たまたま敗者になったが、野球は今日で終わりではないので、3年生には次のステージで、この悔しさをはらしてほしい」。
千葉西は高崎中央ボーイズ(群馬・埼玉地区代表・群馬県)と対戦。2回表に1点先制したものの、5回裏に守備の乱れもあって3点を許し、1―3で逆転負けを喫した。菰田陽生主将は「負けたのは悔しいけど、チーム一丸となって全力を出し切れた。自身は打てなかった(4打数無安打)ことに悔いが残るが、この悔しさは高校に行ってはらしたい。高校は、ばらばらになるへど、甲子園の舞台に立つことを目指します」。加藤仁監督は「やりきりました。悔いを残すことはありません。投手はよく抑えましたが、打線が援護できなかった。(守備の)ミスは、仕方ありません。結果は結果です。このチームはここにたどりつくまでよく頑張りました。その過程を大切にしてあげたい。後輩たちには、いいバトンを渡してくれたと思います」。
ほかに武蔵府中シニア、世田谷西シニア、東海中央ボーイズ、取手シニアなどが勝ち上がった。
決勝戦は21日に東京ドームで行われる。