<東京・羽田で仕込み式>
福島・南相馬市の名産大豆を使ったビール造りが始まった。クラフトビール「大豆エール」で、同市の有限会社泉ニューワールド(佐藤哲也代表取締役)が原材料を提供、株式会社大鵬(東京・大田区=大屋幸子代表取締役)が醸造する。
2月13日に、東京・羽田イノベーションシティ内のよい仕事おこしプラザで仕込み式が行われ、南相馬市の門馬和夫市長が「南相馬は、大豆の作付面積が福島県内で一番。東日本大震災からの復興に向けて挑戦するなか、農業特性を生かしたビール造りに期待しています」とあいさつした。
相馬野馬追で知られる南相馬市は、福島ロボットテストフィールドが設置されるなど、歴史や文化と未来へ向けた最先端の研究施設が融合する街。同市は23年9月、「よい仕事おこしネットワーク」(事務局・城南信用金庫)と、連携協定を締結した。
全国に広がる信用金庫のつながりを生かした同ネットワークでは、全国各地の名産品がコラボした新商品を開発し、関連する地域をPRする地域連携事業を展開している。クラフトビール造りもその一環で、21年12月~23年12月までに20種類を送り出している。
南相馬市に本店をおく、あぶくま信用金庫太田福裕理事長は「南相馬の力を、羽田から全国に発信したい」と気持ちを込め、城南信用金庫川本恭治理事長は「東日本大震災からもうすぐ13年、感慨深いビールになると思います」と語った。
式のあと、同シティ内にある醸造所併設のビアホール「HANEDA SKY BREWING(羽田スカイブルーイング)」で、仕込み作業を行い、泉ニューワールド佐藤代表は「今回使う品種『里のほほえみ』は、加工しやすい大豆。これを機に、南相馬の大豆を多くの方に知っていただければうれしい」と思いを託した。すでに南相馬市が500本買い上げる話がまとまっており、大鵬の大屋代表によると、さらに500本を造るという。
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