クラブチームでも学校の野球部でも、中学生になると金属製の歯がついたタイプを履くことが「許可」されます。土をつかむグリップ力が高まり、滑りにくくなる一方で、足への負担も増します。大きな変化のタイミングで履き方から確認する「スパイク履こうぜ !! 」を4回連載します。
【中学から金具の歯に】
サクッ、サクッと土に刺さる感覚が新鮮だ。金具のスパイクはプレーにスピード感が増し、打球飛距離も球速も守備範囲だって広くなる !! 野球少年にとって大きなステップアップだが、スポーツブランド「アシックス」で野球のスパイクに携わる井上雄策氏は「まず大事なのは正しく履くことと、自分に合ったサイズを選ぶことです」と話す。同社のスパイクは膨大な選手の足型データから、金具やスタッドの位置、角度、ソールの硬さを導いている。履き方とサイズを間違うと、機能を生かし切れず「パワーロスやけがの原因にもなります」と警鐘を鳴らす。
◆履き方 足を入れたらかかとからしっかり合わせる。靴ひもは足先から順に締め直す。ひもの通し方は左右交互に穴の下から上に通す「アンダーラップ」は足になじみやすく、長時間履きやすい。逆に穴の上から下に通す「オーバーラップ」は締まりがよく緩みにくく、瞬発力を発揮しやすい。いずれも、どちらか一定の通し方にしたい。
◆サイズ 「成長期だから」と大きめを選びがちだが、足型を正確に測定してくれる店舗のデータを参考に目安を知り、必ず試し履きしたい。「うちの子は足幅が広い」という保護者が大半だが、いざ計測してみると一般の足幅だったということも少なくない。「親任せ」にもならないように、自分のサイズを知ろう。
◆その他 左右でサイズが違ったり、扁平(へんぺい)足などの事情がある場合は、罰売りの「中敷き」に替えてフィット感を求める方法もある。【久我悟】
※「ひもの締め方」「サイズの測り方」などQRコードから同社HPを参考に。