【リトルシニア】東久留米名物! 監督が氷水を頭から!! 日本選手権出場チーム それぞれの酷暑対策

後方の二塁審判に注目。昨年からリトルシニア日本選手権では塁審がハーフパンツを着用している

夏真っ盛りの大会は年々、酷暑対策が深刻化している。日本選手権を主管する関東連盟も5月の指導者講習会で「熱中症対策セミナー」を実施するなど、積極的に取り組んでいる。昨年の大会は2、3イニングごとに5分程度の休憩時間を設け、全選手、審判をベンチや日陰に入れた。審判は球審がほかの塁をカバーする負担軽減などを目的に、4人制から6人制に変更。防具をつける球審以外は短パン着用で、ほかの連盟の審判員からうらやむ声が聞かれるほどだった。

各チームもさまざまで、日刊スポーツは関東連盟代表の12チームにアンケートを実施。主な対策をまとめた。

【水分、塩分の補給】「水分補給、塩分タブレットはいつでも自由に取れるようにしております」(浦安)など、各チームとも徹底している。東練馬や調布、秦野はスポーツドリンクより脱水状態などに効果のある経口補水液を用意している。「選手全員に専用の熱中症対策用錠剤を摂取させています」(取手)などサプリメントの摂取もみられた。

【時間の工夫】「1時間に1回は休憩。練習を早朝7時開始、終了時間を早く切り上げ」(浦安)、「負荷がかかりすぎないように、30~45分くらい稼働したら15分くらい休憩をはさみ、長い時間、継続的には練習しません」(武蔵府中)、「日中の一番暑い時間帯を避ける」(東練馬)、「暑くなる前の早朝練習、昼休憩時間の拡大」(調布)など暑さを避けたスケジュールを組むチームが増えている。

【軽装で練習】「短パンなどの軽装での活動」(世田谷西)、「練習内容によってはハーフパンツで行うことも」(武蔵府中)などウオームアップや打撃練習など、滑り込まない時は通気性のいい服装で。

【体を冷やす】「ベンチにスポットクーラー」(佐倉)、「ミスト噴射扇風機のリース。道具部屋にクーラー」(調布)。

【心もリフレッシュ】初出場の東久留米から読むだけで涼しくなる名物が !!  「10年以上続く『氷水かけ』は、わがチームの夏の名物。練習や試合の合間に監督が選手1人1人の頭に氷水をかけてあげる恒例行事で、暑さ対策であると同時に、心をほぐすコミュニケーションの時間でもあります。そしてもちろん、監督自身も最後に氷水を頭から浴びます !  それが合図のように、みんなで笑って、夏の暑さを吹き飛ばす。チームにとっても大切なリフレッシュのひとときになっています」。

33度目出場の調布も「練習や試合中に体冷却のための冷やし水を準備しています。ひしゃくで頭からかけたり、手のひらを冷やしたり、タオルを絞って首の付け根や顔などを冷却することができるので、欠かせないアイテムとなっています」。

【暑熱順化】武蔵府中は「根性論とは違う認識のもと『暑さに慣れる意識』を持たせることが重要だと考えています。平日にも日差しを浴びる時間を意図的に作ることや、暑さの中で少しでも体を動かし、汗を出すことなど、5月上旬の本格的に暑くなる前から選手たちには促しています」。 【日常習慣】もはや酷暑対策は欠かせない生活習慣に。「全員に『日々管理する意識』を徹底しています」(秦野)、「特に練習日の朝食を必ず食べてくることを指導しています」(世田谷西)。