MCYSA全米選手権◇7月17~20日(日本時間同18~21日)◇米イリノイ州・クリスタルレイク市◇15歳以下◇予選リーグ、決勝トーナメント
2つの日本代表が海外で活躍した。MCYSA全米選手権で日本がコロナ禍をはさんで10連覇を達成した。関東連盟からの11人を含む18人が7戦全勝で日の丸を掲げた。来年から本格開催予定のヨーロッパ選手権プレ大会に出場した日本代表もフランス、オランダと4試合を行い全勝。地元の野球少年と交流するなど、「野球伝道師」の役割も果たした。
予選リーグ3試合、決勝T4試合を1失点、1失策で勝ち抜いた。総得点は45。圧倒的な優勝に見えるが秋山和久監督は「決勝Tに入ってから序盤は接戦で、相手投手の交代のタイミングで攻略できた。厳しい戦いが続いただけに、ほっとしています」と明かした。
18人のうち12人が投手か野手兼任投手で、エース級も顔をそろえた。悪天候の影響で最終日は決勝まで3試合が組まれたが「日本にはかえって好都合だったかもしれません」。ホームステイや慣れない環境やポジション、打順に最初はなじめない選手もいたが、戦ううちに力を発揮していったという。
攻撃陣は走力のある選手が多く、機動力でかき回した。鉄壁の守備陣について石崎学コーチは「浦和の二遊間がしっかり守ってくれた」と坂本晃太郎、佐藤新志の浦和コンビに感謝した。坂本は「体が大きくて、日本とは違う野球が相手でしたが、日本人らしくていねいなプレーを心がけました」。佐藤は「日本のみんなのレベルも高くて、自分のやってきたことをやろうと思いました」と、チームで磨いてきた野球に徹したという。小柄ながら走力のある鷲巣颯太(熊谷)は「投手の投げてくる角度に驚きましたが、ボールの下半分を狙って対応しました」とそれぞれ工夫して打席に立った。
主将を任された相田陸歩(取手)は「どのチームの主力選手ばかりなので、特に苦労はありませんでした。いつも厳しい練習をしているので、日程や体力のきつさも感じませんでした」とたくましかった。
【リグレーフィールド訪問 誠也は荒川シニア出身】
○…日本のメンバーは大会後にメジャーリーグのカブス―ロイヤルズ戦をリグレーフィールドで観戦した。
試合前のグラウンドで鈴木誠也、今永昇太とも対面。鈴木は荒川シニア出身で、10連覇を伝えると「よくやったね」とシニアの後輩の快挙を喜んだという。試合はロイヤルズが大量得点したが佐藤は「パワーをつけないといけませんね。球場の雰囲気も全然違いました」と話していた。