<2026リトルシニア関東連盟春季大会>◇4月26日~5月3日◇東京・オーエンススタジアム(江戸川区球場)ほか
取手が4年ぶり3度目の春の関東王者となった。9年ぶり優勝を狙った浦和との決勝戦は7-0で完勝した。3位決定戦は武蔵府中が海老名を破った。今大会の8強は10日に開幕する関東連盟夏季大会のスーパーシードとして3回戦から登場する。
▼決勝
取手006 10=7
浦和000 00=0
【取】寺田―高根【浦】菊村、青柳、大塚、高橋―吉野 [二] 柳田(浦)、三ツ井(取)
取手のエース寺田塁は5回裏1死一塁を併殺で仕留めると、少しだけ両手を上げ、初めてマウンド上で笑った。ナインも自然に笑みをこぼすと、あっという間に、試合後の整列に向かった。
4年ぶり優勝の瞬間だった。ここ1年、関東大会は春3位、夏秋準優勝と、あと1歩が届かなかった。いつの間にか、ヒットや得点ぐらいでは、ガッツポーズは封印。打って、走って、投げることに集中した。はやりのポーズや派手な感情表現も中学生らしいが、いちずに野球に徹する「取手スタイル」もすがすがしかった。
だから、パフォーマンスは実力で示した。3回表1死一塁、打者は3番・三ツ井蓮主将だった。走者の藤田碧巴がスタートを切った。浦和の捕手・吉野春が振り返る。「完全な外角高めのボール球。盗塁を刺そうとしたら…」。ステップして投げるはずのボールはあっという間に左中間を抜けていった。三ツ井がフォームも表情も崩すことなく、先制点をたたきだすと、一気に6点を奪った。
試合後はスタンドの3年生も全員加わり、集合写真を撮影した。関東大会や全国大会を制した時の「取手スタイル」だった。チーム全員で、あと1歩を踏み出した。夏に向かって最高のタイミングだった。
▼3回戦
横浜都筑5―1瑞穂
足利4―1浜松南
浦和3―2千葉市
熊谷6―0秦野
武蔵府中4―3佐倉
海老名8―3東京神宮
調布4―0中本牧
取手8―0府中大國魂
▼準々決勝
武蔵府中3―1足利
海老名10―1調布
取手2―0熊谷
浦和8―1横浜都筑
▼準決勝
取手4―1武蔵府中
浦和4―3海老名