【ヤングリーグ】栃木ヤングV コロナ禍で「幻の大会」以来の全国切符/選手権東関東予選

優勝の瞬間、マウンドに集まった栃木ヤングの選手たち

〈中学硬式野球・ヤングリーグ選手権大会東関東支部予選〉◇5月17~31日◇茨城・鉾田総合公園野球場ほか◇9チーム

各支部予選が行われ、第34回ヤングリーグ選手権(7月25日開幕=兵庫・淡路佐野運動公園野球場ほか)に出場する東日本ブロックの5チームが決定した。東関東支部は優勝した栃木ヤングBC(6年ぶり7度目)と準優勝のつくばヤングBC(4年ぶり3度目)が出場する。【取材・久我悟】

栃木がつくばを破り、20年以来の優勝。当時はコロナ禍で選手権が中止になり、その前年以来7年ぶりの全国出場に花を添えた。1点差を守り切ると、ナインが中山誠監督を囲んだ。「胴上げしましょう」「だめだ」「え~」「5回はだめだ3回なら許す」「はいっ」。厳格なベテラン監督が選手に身を委ねると、初めて笑った。「よく頑張りました。期待以上です」。

準決勝、決勝を通じて1失策。派手さはないが、鋭い打球にもひるまず、バウンドの上がり際に体を入れ、正確に送球した。日々、中山監督を中心に、ていねいに整備した黒土の専用グラウンドで「うまくなるには、ノックの数を受けること」と真っ黒になった。

最優秀選手賞の遊撃手・長尾剛汰(3年)は「やってきたことが実になっていて感謝します」。準決勝で水戸青藍舎を2点に抑え完投した齋藤豪(3年)は「安心して投げました」と仲間を信じて低めを突いた。

決勝で好投もした川原佑樹主将(3年)は選手と監督のはざまで闘ってきた。「まずは監督に勝つことからなんです(笑い)。やってきたことが正解だったのがうれしいです」。厳しさの意味を実感した。

▶1回戦

水戸青藍舎22―1大網白里

▶2回戦

つくば4―1埼玉SP

千葉沼南7―0春日部

水戸青藍舎8―7取手

栃木5―4本庄

▶準決勝

つくば 050 003 2=10

千葉沼南011 000 0=2

【つ】藤井、近藤―岡下大儀【千】薮下、中野、二宮―山根 [三] 根本、岡下大儀(つ) [二] 岡下大儀、澤口(つ)

水戸青藍舎 100 000 1=2

栃木 210 002 X=5

【水】井上、大川―小林【栃】齋藤―澤井 [三] 森(栃) [二] 伊藤(水)

▶決勝

つくば 000 010 0=1

栃木 101 000 X=2

【つ】野口、近藤、岡下大儀―根本【栃】河原、長尾―澤井 [二] 寺本(つ)