【リトルシニア】取手 春に続き夏も関東王者 ライバル世田谷西にサヨナラ/夏季関東大会

取手は応援の3年生も一緒に優勝を喜んだ

◇6月14、21日◇山梨・富士北麓公園野球場ほか◇準々決勝、9~12位代表決定戦、3位決定戦、決勝

取手が4年ぶり2度目の「夏の関東王者」となった。世田谷西との決勝対決は3連覇中だったが、2―1のサヨナラで春夏連覇も達成した。3位決定戦は千葉市が海老名を破った。1カ月半に及ぶ巨大トーナメントの全日程を終え、「エイジェックカップ第54回リトルシニア日本選手権」(7月31日開会式、東京・明治神宮球場ほか)の関東連盟代表12チームが出そろった。【取材・久我悟】

■最終回二盗→二ゴロ→遊ゴロで決めた

夏だけで4度目の決勝対決を制したのは、取手の2本のゴロだった。1-1で迎えた最終回、先頭の9番・髙根史葉(しよう=3年)が四球を選ぶ。犠牲バントがセオリーの場面で、髙根は迷いのないスタートで二盗を成功。強打の1番・笠原優貴(3年)は左打席から高めのボール球に、バットをかぶせる二塁ゴロで1死三塁に。2番・藤田碧巴(あおば=3年)は犠飛狙いなら高めに絞る場面で、低めをショートに転がす。髙根はバットに当たった瞬間に飛び出し、本塁を手で払った。勇気ある走塁と執念のゴロ。ノーヒットでサヨナラだ。

先発・寺田塁(3年)は1回表、世田谷西の斉藤祐也(3年)に先頭打者弾を浴びた。そこから、慎重にコースを攻め、4四球を与えても追加点は許さず、5回から救援した笠原も無失点で抑えた。

標高1035メートルの富士北麓公園野球場は打球が伸びる。世田谷西の打球が大きく弧を描くたび、外野手の阿久津蒼太郎(3年)、藤田、笠原、降板後に右翼を守った寺田が背走して追いついた。一塁手の塩田宗佑(3年)もフェンスに激突しながらボールを離さない。21アウトのうち13個がフライ。春夏連覇をナイスキャッチして、日本選手権初優勝を狙う。

▼決勝

世田谷西100 000 0 1

取手  010 000 1X 2

【世】田邊、黒田―水澤【取】寺田、笠原―髙根 [本] 斉藤(世) [二] 野口、水澤(世)

▼3位決定戦

海老名101 000 2

千葉市005 202X9

【海】中市、桶矢、長瀬―星﨑【千】河井、北﨑―寺内 [三] 福角(海)、根本2、千島(千) [二] 浅野、堤(千)

▼準々決勝

千葉市8―1足利

世田谷西8―0市川

海老名7―2横浜都筑

取手11―2川崎西

▼9~12位代表決定戦

大宮6―2東村山

中本牧3―2富士見

上尾9―0練馬北

武蔵府中10―0浜松南

▼準決勝

世田谷西7―3千葉市

取手6―0海老名