AKB48島崎遥香(22)が26日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行った。09年秋にデビューして7年。学舎(まなびや)にサヨナラした。12年にAKB48じゃんけん大会で優勝して初ソロセンターに立った曲「永遠プレッシャー」から新シングル「ハイテンション」まで、センターを務めたシングル4曲を披露。「全く同じ時間帯にスマスマが放送されているのに、私を見てくださってありがとうございます。私は(スマスマを)録画してきてるので帰ったら見ます」と笑わせた。

 前田敦子、大島優子、渡辺麻友に続く正統派センターとして活躍。愛想が必須のアイドル界で、皮肉を込めて「塩対応」と呼ばれたクールな性格も、秋元康氏の巧みなプロデュースで花を咲かせた。「ファンと秋元さんが私をここまで成長させてくれました」。

 アンコールでは9期生の初お披露目で歌った思い出の曲「RIVER」や卒業ソング「Better」などを卒業生の永尾まりやを含む同期8人で歌った。「同期が泣いている時と、デビュー時のファンの方がチラホラ見えた時にウルッとを耐えて。最後のお見送りの時に、そのファンの方を至近距離で見た時に泣いちゃいました。公演では泣かなかったけど、お見送りで」と振り返った。

 残すは日本レコード大賞とNHK紅白歌合戦。レコード大賞を受賞し、一般のアプリ投票で上位48人だけが出場できる“NHK紅白総選挙”がフィナーレだ。結末が誰にも読めない卒業ロードになる。