今年のAKB48選抜総選挙のスピーチで「結婚宣言」をし、“寿卒業”すると発表したNMB48の須藤凜々花(20)が27日、大阪・NMB48劇場の「ここにだって天使はいる」リバイバル公演初日に出演し、衝撃発言後、初めて本拠地劇場に登場し、ファンに直接謝罪した。

 「このたびはメンバーやスタッフさん、そして何よりもファンの皆さん、ご迷惑とお騒がせさせてしまい、申し訳ありませんでした。まだ(卒業の)時期は決まっていませんが、卒業の日までNMB48に在籍させてください」

 普段なら「エンジェルアイドル-」と自己紹介するところを取りやめ、武器の「エンジェルビーム」を封印。代わって、おわびの言葉を伝えた。普段の弾けたトークもなく、神妙な面持ちの須藤は、客席から「りりぽん、頑張れ~」と温かい言葉を受け、唇をかみしめる場面もあった。

 この日の「ここ天」公演は、NMB48初のオリジナル公演として、13年11月に山本彩(23)と、卒業した渡辺美優紀(23)らがいた初期チームNでスタート。13年5月のドラフトでチームNの指名を受けて加入。翌年、デビューした公演が「ここ天」だった。

 今回はドラフト1期生以降の若手によるオーディションで、公演選抜16人の座に入り、歌唱中の“生着替え”で話題を集めた「ジッパー」を内木志(20)植村梓(18)の3人で披露するなどした。

 またこの日、公演終盤には、8月2日に3枚目アルバムを発売することも発表され、リード曲の「まさかシンガポール」を山本彩ら選抜メンバーが初パフォーマンス。同曲選抜には須藤も入っており、メンバーは山本彩、山本彩加(14)の「W山本」ら18人で、センターは白間美瑠(19)に決まった。

 同曲には上西恵の妹で5期生の上西怜(16)と、ドラフト2期生の堀詩音(21)が初選抜でメンバー入りしている。

 この日は8月5、6日に神戸・ワールド記念ホールで、「NMB48 LIVE 2017 in Summer」と、アジア・ツアーの開催も発表された。アジア公演は8月14日にタイ・バンコク、9月29日に香港、10月1日に台湾で予定されている。