NGT48研究生の小越春花(16)が、新シングル「シャーベットピンク」(22日発売)でフロントメンバーを務めている。さらに今回のシングルの全収録曲に参加。グループのエースを目指す地元っ子に話を聞くと、「はるか村」でのファンとの関係、不思議なルーティンなど、独特な世界観の持ち主であることが判明しました。【大友陽平】

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1年9カ月ぶりのシングル「シャーベットピンク」で、フロントメンバーの1人に抜てきされた。

「全員選抜と聞いた時に、私も初めて歌える! って、純粋にうれしかったです。フロントは、レコーディングの時に歌割りを見て知りました。自分の後ろにたくさんメンバーがいるのも初めての経験で、不思議な感覚です。このチャンスを逃したら次はないという覚悟で、自分を奮い立たせています」

今回のシングルに収録の全曲に参加している。

「『絶望の後で』はかっこよくて、心のうちを全部さけんでいるような曲です。研究生で歌う『後悔ばっかり』は、大人っぽい曲なので、ステージで披露することがあれは、表情をガラッと変えてみたいです。ちっちゃいもんくらぶの『嫌いなのかもしれない』はかわいらしくて、年少組の私たちらしく明るい曲です」

地元・新潟市出身。もともとアイドル志望ではなかったが、NGT48が結成され、運命を感じたという。

「NGTの活動をテレビとかで見れば見るほど、このグループに入って生きていくんだって、勝手に確信を持っていました。入った時から、いつかはエースになる! って思って活動しています」

2期生のお披露目ステージでは3列目だったが「数年後には前にいるってポジティブに考えられていました」。毎日ポジティブでいられるのは、ちょっぴり不思議な、ある“儀式”があるからだという。

「毎朝、窓とか空に向かって『おはるか!』ってあいさつして、家を出る時も『今日も頑張って、無事に帰ってくるね』と言ってから行くと、ちゃんと無事に帰ってこられるんです! あとは自転車で帰ってきた時は、車庫の中でキャッチフレーズを言って、近況や誓いを口にすると、応援されている気持ちになります! 言葉にすることで自分の中に染みこんでくる気がするんです」

「はるか村」(小越ファンの総称)の村民とともに、さらなる高みを目指す。

「新潟とNGTを、私が盛り上げていきたいと思っています! そのためには、1番目立つところにいないといけないので、1番を目指したいです!!」

○…「はるか村」では、絶賛“村民”を募集中で、将来的には「町→市→県と大きくしておって、最終的には『はるか』にすることが目標。はるかって何かというと、宇宙みたいなものです!」。村民に向けた条例も設定しており、現在9個の条例を制定している。「最近は条例違反の方も見受けられるので、厳しめです。いろいろどういうこと? って聞かれることも多いんですけど、定着させて、どんどん大きくしたいです!」。

◆小越春花(おごえ・はるか)2004年(平16)6月26日、新潟市生まれ。18年6月、NGT48の2期生として加入。特技はエレクトーン、暗算、たとえ話。趣味は「はるか村」の村おこし。愛称「はるるん」。血液型A。