NGT48研究生の佐藤海里(20)は大の鉄道好きです。自分と同じ名前の列車(海里)があることを知った昨年秋から鉄道にハマったといい、今は「撮り鉄」として、絶賛“見習い”中。同期との劇場公演でも活躍する「かいり」の魅力を知る旅に、出発進行~♪【大友陽平】

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NGT一の鉄道好きだ。まだ日は浅いが、日々勉強しているという。

「興味を持ったきっかけは、昨年の秋くらいに自分と同じ名前の観光列車『海里』が走るというニュースを見たことでした。『え? 海里?』って思って、いろいろ調べてみると、新潟を走る電車が引退するという記事も見つけて、『電車に引退とかあるんだ!』って驚いたり…。どんどんのめり込んでいきました」

最初は「乗り鉄」だったといい「電車の情報を調べてから乗ると、すごく楽しいことに気がつきました。それにお弁当を食べたり、景色を見たりしながら、心が安らぐなあって。もっと勉強して、もっと追求して、趣味の一環にしたい、自分自身も楽しんでました」。

今は「撮り鉄」として“見習い”中。SNSでも積極的に発信している。

「祖父が使っているカメラを借りて撮っています。実力はまだまだで、きれいに景色と一緒に撮ることが課題です。これまで撮った写真の中でお気に入りなのは、115系の写真ですかね。今は本数もどんどんなくなってきているので、レアな写真が撮れたのではないかと思います」

新潟県内には、JRの車両製作所や発電所もあり、鉄道のゆかりも深い。

「車両製作所では山手線とかも造られているので、すごいですよね! 公園とかに、蒸気機関車(SL)とか、鉄道車両もよく展示されているので、今後はそういうところも巡ってみたいです。それに、新潟は四季がはっきりしているので、鉄道と雪とか、鉄道と緑とか、鉄道と一緒に魅力を伝えられると思うので、すてきな写真も撮って、その魅力を発信していきたいです。もっともっと勉強して、将来は鉄道の旅番組とかにも出てみたいです!」

○…佐藤は現在、「はるか村村民会議」公演をはじめ、同期のドラフト3期生とともに「ドラ3ねんせい」公演に出演している。同期との公演については「いろいろな表情や表現が出来る公演になっています。最初の5曲は、今までNGT48の先輩たちでやってきた演目から選んでます。見どころは『夢は逃げない』。NMB48研究生の楽曲なんですけど、振りが今までで1番激しいので、そろえたり、覚えたりするのにも苦戦しました。力を入れたからこそ、よく見てもらいたいです」。ドラフト指名から3年がたとうとしているが「私以外の3人も個性が豊かですし、4人でいると安心できます。みゆみゆ(藤崎未夢)がセンターになったり、(安藤)千伽奈が御代田町の大使になったり、仕事の幅を広げていて、誇らしい同期だなと思います。私もファンの皆さんには『明るいよね』『元気だよね』と言われることが多いのですが、NGTの元気印になりたいと思います」。

◆佐藤海里(さとう・かいり)2000年(平12)8月5日、新潟市生まれ。愛称「かいり」。18年1月の「第3回AKB48グループドラフト会議」でチームN3に2巡目指名され、加入。鉄道関連以外の特技は、餃子店巡りとY字バランス。血液型A。