今日!新潟はNGT祭りだ 地元初の単独コンサート

18年1月、単独コンサートで「青春時計」を歌うNGT48のメンバー

 NGT48が今日13日、新潟市の朱鷺メッセで、地元では初となる単独コンサートを開催する。結成から2年半で、北原里英(26)だけでなく、荻野由佳(19)本間日陽(18)がAKB48の選抜総選挙で選抜入りするなど人気、実力ともに成長。キラキラ輝くアイドルスマイルを、新潟最大の屋内ステージで見せる。明日14日にはNGT48最大の功労者、北原の卒業コンサートも開催。NGT48にとって、歴史に残る2日間となりそうだ。

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 15年、夏の新潟、信濃川。希望を胸に、船に乗り、みなとぴあへと降り立った。

 新潟市歴史博物館(みなとぴあ)でのお披露目イベントから、966日。NGT48が、地元新潟のファンに成長の証しを見せるときが来た。

 会場は朱鷺メッセ。初の単独コンサートで、1万人を収容する県内随一の大会場に挑む。新潟県民にとっては、特別なステージだ。村上市出身の本間は「『朱鷺メッセでコンサートをやる』って言ったら、友達はみんな『すごい!』って言ってくれる。そんな会場なんです」と説明した。

 NGT48は、AKB48グループの4番目の姉妹グループとして生まれた。NGT48劇場の今村悦朗支配人は、SKE48の支配人を務めたノウハウを生かし、地域密着と地元貢献をテーマに掲げた。県内でミニ握手会を開催したり、地元のイベントでも積極的にステージに立ってきたのも、その一環だ。2月に募集した2期生も、地元自治体のIターン事業とコラボ。「住みやすい街・新潟」をPRしつつ、次なるスター候補たちを呼び込んだ。

 地元に根付いた活動は、着実に根を張り、太い幹になり、大輪の花を咲かせた。昨年1月、代表曲「Maxとき315号」が、AKB48グループの楽曲総選挙「リクエストアワー セットリストベスト100(リクアワ)」で堂々の1位。6月の選抜総選挙では、荻野が5位、北原が10位、本間も13位と、3人が選抜16位以内に入った。勢いは、今年に入っても止まらない。1月のリクアワで、対象27曲がすべて100位以内というパーフェクトを達成した。NGT48の勢いを疑う者は、今は誰もいない。

 明日14日に卒業コンサートを迎える北原は「ずっと新潟での単独コンサートを目標に掲げてきたので、うれしいです。それをかなえてから卒業したいなって思っていたんです」と打ち明けた。

 奈良未遥(20)に、ネタバレしない程度にコンサートの内容を聞くと「『お? お? おぉ~』という感じで進んで、最後は『おお~っ!』という感じになります」と、ちゃめっ気たっぷりに答えた。驚きと感動のフィナーレが、待っているに違いない。