市川美織が卒業「すくい上げてくれた」NMBに感謝

NMB48劇場で卒業公演を行ったNMB48の市川美織(C)NMB48

 NMB48チームNの市川美織(24)が1日、大阪NMB48劇場で卒業公演を行った。

 10年にAKB48研究生として加入し、13年からの兼任を経てNMB48に移籍した市川。「フレッシュレモンになりたいの~!」の自己紹介で知られる市川らしく、客席は黄色のペンライトで染まった。

 冒頭では「今日、ここに来られなかったみんなに届くぐらいのレモン汁を飛ばしていきましょう」とあいさつ。本編後のアンコールも終わると、暗転のまま、約2分半にわたる「みおりんコール」。卒業セレモニーには、レモンの出荷箱にみたてた箱に入って、メンバーに運ばれ登場した。

 レモンのかぶり物をかぶったメンバーと最後の1曲、「永遠より続くように」を披露。パフォーマンスが終わると、ファンからの贈り物として黄色の髪飾りと卒業証書が、メンバーからは寄せ書きの色紙と名前入りのプレートが送られた。

 あいさつの途中、会場にいた実父を「パパレモン!」と紹介。AKB48グループにアイドルの力を感じ、この道に進んだことなどを振り返って説明した。

 アイドル生活8年には「NMBを兼任させてもらって自分の世界が広がった」。AKB48時代「立ち位置がどんどん後ろになって、私にはレモンしかないな」と悩んでいたころに、NMB48への兼任が決まり、約1年後には移籍となった。

 「いろんな人に『レモン捨てた方がいいよ』とか『次のキャッチフレーズは何ですか?』とか、たくさん聞かれたり、フレッシュレモンの自己紹介を一緒にしてくれる人が少なくなったり、握手会の列が減ったりしていたけど、どん底から私をすくい上げてくれたのがNMB48でした」

 市川は、涙ながらに感謝の思いを述べた。「このNMB48というグループに、メンバー、スタッフに、そしてNMB推しのすべての皆さんに感謝をしています」と、最高のみおりんスマイルで、アイドル人生を締めくくった。