徳光和夫「アイドル界の田中真紀子」卒業指原語った

16年6月、第8回AKB48選抜総選挙で、2連覇の指原莉乃をたたえる徳光和夫アナウンサー

指原莉乃(26)が、4076日間のアイドル人生を卒業した。バラエティー番組をはじめ、今後も活躍が期待されるが、“指原莉乃”とはどんな人物なのか? 選抜総選挙で4度、1位の勝ち名乗りを上げたフリーアナウンサーの徳光和夫(78)や、主演ドラマや映画を担当した福田雄一監督(50)ら、ゆかりのある著名人や関係者が、指原の素顔や、今後の展望について語ってくれた。

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徳光和夫 とにかく肝が据わっているよね。勝手ながら、たかみな(高橋みなみ)がアイドル界の蓮舫なら、莉乃ちゃんはアイドル界の田中真紀子という感じがしていました。また、大人たちに耳を貸しながらもこびない。歴代のアイドルを振り返っても山口百恵、中森明菜、小泉今日子…みんなそうでしたよね。

莉乃ちゃんから学ぶこともたくさんありました。総選挙の司会を長くやってきて、回を重ねると発表の仕方とか、進め方も“こなして”いる感じになってきた時に、彼女が1位になって、連覇して、その姿を見ていて、1つ1つのことを「こなすのではなく取り組む」姿勢を感じました。それが一番人に伝わるんです。

バラエティーでのMCっぷりを見ていても、言葉のボキャブラリー、瞬間的な空気の読み方、常に自分に何が求められているのかを、計算ではなく、今自分が言えることを言えるのがすごい。そんな感性が、世間にも受けている。

ここまでアイドルをやってきたわけだから、今度は人間・指原莉乃の価値観で恋愛をしてもらって、DNAを3人は残してほしい! アスリートと、指原さんのDNAが合わさったら、ものすごい選手か、タレントにきっとなるよね。