「NGT48農業プロジェクト」3年目が本格始動 西潟茉莉奈、中井りから4人が思い語る

新発田市で恒例の農作業を行ったNGT48のメンバー。左から中井りか、真下華穂、西潟茉莉奈、小越春花

NGT48の「NGT48農業プロジェクト」の3年目のシーズンが本格始動。18日に新発田市で田植えとじゃがいも畑の作業が行われた。西潟茉莉奈(27)と夏にグループを卒業する中井りか(25)の農業未体験の1期生、田植えは初めての真下華穂(23)、プロジェクト1年目からのメンバー、小越春花(18)の4人が参加。1ヘクタールの田んぼに250箱のコシヒカリの苗を植え、じゃがいもの芽かき、土寄せで汗を流した。グループ全体で新潟をPRするプロジェクトへのそれぞれの思いを聞いた。【構成・斎藤慎一郎】

   ◇   ◇   ◇

◆中井りか メンバーが農業をやっているのをYouTubeで見ていて、NGTぽい活動だなと感じていました。NGTの活動を広めることに役立つと思って、今回「やりたい」と言いました。初参加して、汗水たらしてお米を作ってくださっている方々がいらっしゃるというのを実感できました。田植え機も操作しました。結構まっすぐ植えられたかな。楽しかったです。秋の収穫の時期も参加したかったんですけど夏に卒業するので…。苗が育つように私も育っていければいいな(笑い)。お米たちがたくさんの人に食べていただけるように願いながら卒業します。

◆小越春花 じゃがいもの芽かきは腰が痛くなって大変なんです。でも最後まで丁寧にやりました! 最初に農作業プロジェクトを始めた(グループ内ユニットの)「ちっちゃいもんくらぶ」のメンバーがみんな卒業して、私だけになりました。さびしいけど、その分、ほかのメンバーが参加してくれるのがうれしい。初めて農業をやるメンバーには自分が最初に参加した時の感動を味わってもらいたいです。グループで頼られることがあまりないので、農作業では「リーダー」として頼られるように頑張ります(笑い)。

◆西潟茉莉奈 農作業はまったく初めてなんです。田植え機の操作が難しくて、ずっとハラハラしながら運転していました。じゃがいもの手入れもやりましたけど、農業って本当に大変ですね。作物が育つまでにいろいろな方の力があるんだなって実感しました。グループに入った時に新潟に来て、新潟のお米を食べてすごくおいしくてびっくりしたんです。お米がおかずになると思ったくらい(笑い)。それができる過程の1つを見られて本当に良かったです。これからもグループの活動として全員で続けていきたいです。

◆真下華穂 じゃがいもの芽かきと土寄せは昨年もやったんです。田植えは今回が初めてでした。田植え機を真っすぐ動かすのが難しかったですね。でも楽しかった。農家の方は暑い日でも作業しているというのを体験すると、お米や野菜を食べる時の「いただきます!」のひと言に深みを感じます。昨年はお米の直売イベントに参加しました。今年は作る方も体験したので、この秋の収穫した作物は本当に多くの人に味わってほしい。グループみんなで継続していくプロジェクト。これからも参加したいと思います。

◆NGT48農業プロジェクト 新潟県の主要産業の農業を体験しながら学び、発信することを目的に21年にスタート。新発田市の農業法人「越後新鮮組」の協力で、メンバーが新発田市で月2、3回のペースで農作業を行う。昨年、一昨年は米4トン、じゃがいも1トンなどを収穫。収穫物はメンバーの直売イベント、オンラインショップ、県内スーパーで販売。県内飲食店でも食材として使用される。昨年からフードバンクや児童施設にも提供を始めた。SNSやYouTubeでの情報発信、メディア展開にも力を入れている。