AKB48柏木由紀、卒業発表10日前に明かした胸の内「ずっとアイドル的存在でいられたら」

「古参も新規も大集合!なんでもありのAKBでっせスペシャル」で卒業を発表し涙を流す柏木由紀(中央)(10月20日撮影)

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

AKB48の柏木由紀(32)が、20日に東京・日本武道館で行われたコンサートで、グループ卒業を発表した。卒業発表の10日前には、スタイルブック「いくつになったって、アイドル」(竹書房)の発売会見を行い、自身の今後について胸の内を明かしていた。

柏木は15歳でオーディションに合格し、07年4月に劇場デビューした3期生。在籍期間は歴代最長で、16年超えとなる。人生の中でも「アイドル」でいる期間の方が長くなっているが、その原動力は「ファンの存在」だという。「コンサートとか握手会とか、いろんな場所で面と向かって『AKBのおかげで』とか『AKBがいるから頑張れます』みたいな言葉を直接かけてもらえると、元々は自分の夢をかなえるためにアイドルやってたのが、誰かのためにアイドルを続けるっていう楽しさに変わってきた」。ソロ歌手活動や、YouTubeチャンネル「ゆきりんワールド」、コスメブランドのプロデュースなど、年々活動の幅を広げている。「自分と一緒に喜んでくれるファンがいるっていうのが、続ける一番の理由かなと思います」とほほ笑んだ。

秋元康総合プロデューサーは、同書に帯コメントを寄せ「柏木由紀と初めて会ったのは、AKB48のチームBのオーディション会場だ。あれから、何年の歳月が流れただろう? 彼女は、何も変わっていない。もし、柏木由紀がAKB48の19期に応募して来たら、僕はまた、合格させるだろうなあ。彼女は永遠のアイドルだ」とつづっている。帯コメントについて話が及ぶと、柏木はひときわ目を輝かせ「本当に一番の、最高の褒め言葉」とよろこんだ。「そんな風に面と向かって言われることがないので…。秋元さんから見て変わらずアイドルを続けている姿が届いてるんだなって、すごくうれしくて。秋元さんからのお手紙みたいな感覚」と感慨深げに語った。

柏木の言葉の端々に、「アイドル」への並々ならぬ思いを感じられる。デビュー前から生粋のアイドル好きで、「昔は職業アイドルとか、天職だとか言ってたんですけど…もう仕事を超えた、本当に自分の心から好きなもの、楽しいと思えるものがアイドル」と熱弁。同書のタイトルにも「アイドル」という言葉が入っており、「今まで何百人っていうメンバーがAKBに入って、全員アイドルなわけじゃないですか。その中でわざわざタイトルにも帯にも『アイドル』って言葉を使ってもらえるのがすごくうれしかったです」と顔をほころばせた。

今後のビジョンを問われ「新しいことにチャレンジすることも大変ですけど、シンプルにずっと続けることが実は結構大変というか、楽しくやってるんですけど」と話す場面も。シングル選抜は51回で歴代最多。グループの中心メンバーとして走り続けた柏木の言葉には重みがある。「特に女性アイドルは期限とか年齢とか言われがちなので、それはグループっていうところだけにもこだわらず、1人としてもずっとアイドル的存在でいられたらなっていうのが、今のところの目標です」。グループ卒業まで残り約半年となる。最後まで駆け抜ける姿を見まもりたい。【玉利朱音】