NGT曽我部優芽、2・10卒業公演で芸能界引退「もう1つの夢をかなえるために勉強」一問一答

「新潟は私の大切な居場所でした」と話す曽我部

NGT48の曽我部優芽(21)の卒業公演が10日、NGT48劇場(新潟市)で行われる。卒業後は芸能界を引退する。18年6月に2期生として加入してから約5年半。劇場公演をはじめ、夢をかなえたアイドル生活を振り返った。

-卒業目前の心境は

曽我部 4日が最後の通常公演だったんですが、後輩メンバーが「寂しいです」って言ってくれて。それを聞いて実感しました。

-どんな卒業公演に

曽我部 卒業ブロックの曲は自分で決めました。歌詞が自分のことを言っているのかな、と思うくらいのお気に入りの曲や、メンバーに爆泣きしてもらいたい曲とか(笑い)。私は劇場のお仕事が大好きなんです。胸を張ってそう言える公演にしたいです。

-卒業を考えたのは

曽我部 仲のいいメンバーが卒業した時、次のステップに進む背中を見て、自分のことも見つめ直しました。1年半くらい前の公演で、ファンの方が「優芽ちゃんの笑顔に救われました」ってSNSに書いているのを見て、何かひとつやれたのかなと思いました。

-公演などの思い出は

曽我部 セクシーな曲の歌い出しで、思いっきり階段でこけて(笑い)。それを見たメンバーがニヤニヤしているのが恥ずかしかったです。川越紗彩ちゃんや、三村妃乃ちゃんと組んだバンド「自分サンドイッチ」でドラムを担当することになったので、購入して家で練習しました。でも、メンバーの卒業もあって1度しかステージで演奏できなかった。卒業したら、再結成して「新潟LOTS」でライブをやりたいです。

-新潟で好きな場所は

曽我部 「世界はどこまで青空なのか?」のロケ地の山の下みなとタワーです。2期生のオーディション前に母の運転で新潟市にドライブして来た時、母が道に迷ってしまって。偶然ついたところがタワーだったんです。今思うと、導かれたのかな、と(笑い)。

-NGT48に入ってみて

曽我部 私は1期生オーディションに落ちたんです。なので、憧れていたグループに入れたんだ、ってすごくうれしかった。AKBグループの第3回ドラフト会議で指名がなくて、帰りのバスで泣いていたら、真下華穂ちゃんがずっとそばにいて涙をふいてくれていたんです。その後、NGT2期生のオーディションを受けようと約束して。一緒に活動できてよかったです。

-今後は

曽我部 芸能界は引退します。アイドルになる夢はかなったので、以前からあったもう1つの夢をかなえるために勉強します。将来はみなさんを笑顔にできるような人になりたいです。

-NGT48とは

曽我部 夢を与えてくれて、かなえてくれた、そして私が与える側にもなれました。夢そのものでした。【聞き手・斎藤慎一郎】

◆曽我部優芽(そがべ・ゆめ)2002年(平14)3月16日生まれ、長野県出身。18年6月に2期生としてお披露目される。同年11月に劇場公演初出演。21年に長野市城山動物公園の親善大使に就任。グループ内の部活動「信越そば部」の部長を務めた。シングル表題曲の選抜入りは「シャーベット」「渡り鳥たちに空は見えない」「あのさ、いや別に…」。血液型AB。